静岡県を走る大井川鐵道。
α77とNEXをもって、ぶらり鉄道の旅に行ってきました。 今回は、Part.2 をお届けします。

α77 + SAL70200G(70-200mm F2.8 G)
有名な鉄橋でSLを撮影する予定でしたが、
SLの煙に影響が出そうな風の強さと、風向きが気になったため急遽移動することになった前回。
坂を上ってくるシーンを撮影するべく、撮影地を探すことにしたのですが、
車窓から意外なほどあっさりと、良さげな場所を発見することが出来ました。
地名(じな)駅で下車して、すぐ近くの踏切近くまで移動します。
ちなみに、写っている列車は千頭方面から来た、元・南海のズームカー。
この駅は島式ホームなだけに、どうやら交換駅になっているみたいですね。
SLを撮る!
地名駅から歩いてすぐの踏切にやってきました。
この踏切の場所が、坂の頂上になっているようで見るからに勾配もきつそう。
登り切るまでの間、爆煙に期待が出来そうです。
ここからは、SL通過まで20分近くありますので構図を練っていきます。
まず、すぐに決まったのは縦構図。
そして、煙の高さの予想し、レールを画面の下ぎりぎりに配置。
逆光ですが、そこはDレンジオプティマイザーを強めに設定し、保険の意味も含めRAWに設定。
WBも日陰モードにして、光るススキを印象強くする作戦。
それで撮影した写真がこちら。

α77 + SAL70200G(70-200mm F2.8 G)
やっぱりSL撮影って独特の緊張感がありますね。
勾配を上ってくる列車はとてもゆっくりなのですが、黒い車体に光るヘッドライト。
そして、煙の上がり具合など、ファインダー越しで見るとその躍動感は見とれてしまいます。
上の写真は連続シャッターで撮影したのですが、最後の1枚がベストショットでした。
さて、ここからは、この日2本目のSLを撮影しに向かいます。
そう、季節は晩秋。
この日は平日にも関わらず、特別に2往復SLが運行されていました。
1日で4回もSLを撮れるだなんて・・・スゴイですねぇ。
そんな訳で、地名駅に戻ります。

α77 + SAL70200G(70-200mm F2.8 G) トイカメラモード
そうそう!
この駅の近くには「日本一”?”短いトンネル」というのがあります。
約7mのトンネルだそうで、”?”は日本一の確証がないから”?”と、なっているみたいですね。
どうやら”約7m”と、同じ長さのものがJR吾妻線にあるからだそうで・・・
それにしてもトンネルの上の茂みスゴイです。
インパクトを出したかったので、トイカメラモードでパチリです。
α77には写真を面白く演出する、いろいろなモードがついています。
なんともないような風景にアクセントをつけることが出来るので、お持ちの方はぜひお試しくださいね!
さてSL撮影の話に戻るのですが、
やはり先ほどの川を渡るシーンで、どうしても撮りたくなりました。
もしかすると条件が回復しているかも・・・そんな思いで、川根温泉笹間渡駅に再度向かうことにしました。
後悔するくらいなら、撮っておこう・・・と、思った。
駅に到着し、撮影する場所へを向かうと風は止んでいて良い感じ。
しかし・・・逆光もいいところです。
橋の下から鉄橋に向かって構えると太陽が真正面。
どうやら、ここは曇りの日向けの場所みたいですねぇ。
でも、ここで撮らねば、後で悔いが残りそう・・・と、言うことで、心は決まりました!
そうと決まったら構図を練っていきます。
先ほどのロケハン(Part1)で撮影した「右下に車両が来る構図。」が、私的にはベストだったのですが、
車両が違えど同じ絵を撮影しても面白くありません。と、いうことで、左上に車両が来るように構図が決定。
そして、この場所はNEXにフィッシュアイを装着しても面白そうなので、
三脚に乗せたα77で撮影後、NEXで撮ることにしました。

α77 + SAL70200G(70-200mm F2.8 G)

NEX-C3 + SEL16F28 + フィッシュアイコンバーター VCL-ECF1
寄りと引き。対象的な2枚ですが、NEX+フィッシュアイの発想はとても良かったと思っています。
思いっきりフレアが出ていますが、ここまでバランス良く発生すると、私的には問題なし。
もしかすると、この写真2011年のベストショットかも。
ノビノビと橋の上を滑るように走るSLの姿は、どこか銀河鉄道のようにも・・・見えてきませんか?
で、α77の方は、と言うと・・・やはり条件が厳しかったようですね。
いわゆるベタな逆光写真となってしまいました。
煙な少なめなので、何とも躍動感もありませんね・・・
でも、これは実際に撮ってみないとわからものですし、結果がわかっただけでも、清々しい気分。
後で後悔するよりかは、撮っていて余程良かったと思います。
さてさて、また移動です。
今度は先ほどとは逆向き、金谷方面行きのSLを撮影しに行くことにしましょう。
またまたSL撮影地探しの旅へ・・・
川根温泉笹間渡駅から千頭方面の列車に乗って、降り立った駅は「田野口駅」。
ここもまた良い雰囲気の駅でした。

α77 + SAL50F14(50mmF1.4)
ここで降りた理由は車窓から見ていると、直線区間が長そうだから。でした。
この駅からと歩いて3分ほど。
道路脇から直線を見渡せる場所があったのでそこで構えます。
今度はα77を広角で、NEXには望遠レンズ装着し撮影しました。

NEX-C3 + SEL55210 (E 55-210mm F4.5-6.3 OSS)

α77 + SAL1680Z(Vario-Sonnar T*「DT16-80mm F3.5-4.5 ZA」)

NEX-C3 + SEL55210 (E 55-210mm F4.5-6.3 OSS)
やっぱり、こういう時2台カメラがあると便利ですね。
1台は三脚で、もう1台は首から下げて。と、言った具合。
首からぶら下げておけば、撮影後も自由に撮れますしね。
SLですが、下り坂が多いので煙は少なめ。
でしたが、大井川らしく秋らしい・・・そんな、3枚を撮影することが出来ました。

α77 + SAL50F14(50mmF1.4)
ここまでのSL撮影振り返ると、なかなか収穫が多くかなり満足の行くものが撮れた感じです。
と、なると今度はSLに乗車してみたくなるもの。
撮影は客車内で・・・と、いうことで、
SLに乗車するべく、次に来た千頭方面行きの列車に乗り込み時刻表を確認します。
すると、どうやらこの列車・・・乗ろうとしているSLと終点の千頭駅で交換するみたいです。
ううむ・・・乗車出来るのか?間に合うのか?
不安ながらも、ここまで来たら引き返せません。
なんとかならなかったら・・・まぁ、その時はその時かな。
生涯2度目のSLに乗る!
列車が千頭駅に到着すると、SLはホームの反対側でスタンバイ中。
慌ててSL乗務員の方、乗れますか?
訪ねると急ぎで駅の窓口で整理券を求めて乗車して欲しい。とのこと。
私と同じような人が、何人かおられたので、このバタバタ劇はどうやら恒例になっている様子(笑)
急いで、整理券を求め無事にSLに乗り込むことが出来ました。
そして車内の様子がこちら!

α77 + SAL50F14(50mmF1.4)
うわ・・・こ、これは懐かし過ぎる!!な、車内でしょ。
青いモケットに木製椅子。そして木の床です。

α77 + SAL50F14(50mmF1.4)
灰皿は国鉄時代のままのものがありました。
もう、これが現役で線路の上を走っている。というだけでも感動モノです。
やっぱり乗って良かった~
そう言えばSLに乗ったことは2度目。
もうかれこれ30年以上も前に話しですが「やまぐち号」以来でした。
客車は”当時では”まだ新しめのものだったと記憶していますが・・
そんなこんなで感動にふけっていると、ここで検札です。
先ほどもらった整理券とフリーくキップを見せて、急行券を購入。
車掌さんからは途中駅で団体さんが乗車されるので、7号車に移動して欲しい。と、丁寧に言われました。
ここは6号車・・・なるほど。
だれも乗っていないというのはそういうことなのか・・・
そそくさと7号車に移動です。

α77 + SAL1680Z(Vario-Sonnar T*「DT16-80mm F3.5-4.5 ZA」)
どうやら当日購入分は最後尾の車両に乗車されている様子。
と、いうことは1~6号車までは団体さんご一行。
随分たくさんの乗客ではありませんか?
SLを現役で維持するのは大変だけど、
団体さん(観光)がSLの大きな支えになっている。と、言うことがよくわかりました。
ちなみにこの7号車ですが、6号車とは少し違う様子。

α77 + SAL50F14(50mmF1.4)
くわしくは先ほどの6号車の車内と比べてみてください。
ものすごく微妙に違いますよ。

α77 + SAL50F14(50mmF1.4)
窓の汚れからも歴史を感じます。
この車両、今は進行方向に向かって最後尾についているのですが、
逆の時はSLの真後ろにつくだけあって、窓ガラスのすす汚れが目立っています。
それと、30年以上ぶりに旧型の客車に乗って思ったのですが、ガタンゴトンって音。全くしないんですよね。
車両が今のように軽くないからだと思うのですが、レールのつなぎ目で、ガタンゴトンなんて言いません。
ゴン・・・ゴン・・・って感じ。

α77 + SAL50F14(50mmF1.4)
夕焼けに車内が染まってくると、そろそろ旅も終わりに近づいてきました。
乗り出すと、あっという間の到着です。

α77 + SAL50F14(50mmF1.4)
新金谷駅で多くのお客さんを降ろし、ホームから作業しているシーンを見届けます。

α77 + SAL50F14(50mmF1.4)
あれだけ溢れかえっていた団体さんも姿を消し、静かな駅舎になってしました。
いよいよ今回の撮り鉄+乗り鉄旅も終了です。
このあと、金谷駅前を17時30分ころ駅前を出発。
休憩も3回ほど挟んで大阪の自宅に戻ったのは、ちょうど日付が変わったころでした。
渋滞もあったりで移動が少し疲れましたが、すっごく楽しかったです。
さて、今度はどこけ撮る旅に出ようかなぁ・・・
前後編でお届けした今回の大井川鐵道の旅、いかがでしたでしょうか?
天候にも恵まれ良い写真が撮れて大満足な旅となりました。
今回はα77とNEXの2台体制で旅に出ましたが、やっぱり2台あると便利なものですね。
特にNEXは小型で軽量なので、サブ機としても大活躍でした。
今回使用した機材について詳しくは、過去のレビュー記事を参考になさってくださいね。
以上、α・NEXで撮る 鉄道写真 番外編「大井川鐵道を撮る!Part.2」でした。
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