列島冬近しといった感じで、ぐっと寒くなってきましたね。 みなさま、デジタル一眼レフカメラとどのようにお過ごしでしょうか?
不定期で連載しています、デジタル一眼 α 入門者向け使いこなし塾は・・・”夜を撮ろう!”と題して【夜景撮影編】をお届けしたいと思います。

この季節に狙って写してみたいもの・・・それは”夜景”ですよね!
これから年末にかけて、街はイルミネーションで演出されとても華やかになっていきます。 空気も乾燥してすっきりとした夜景が撮れるのもこの季節です。 今まで夜景にチャレンジしたことのない方! 今年はαを持って夜景撮影に出かけてみませんか?
夜を撮ろう! 夜景撮影編 | デジタル一眼カメラ α 入門者向け使いこなし塾
まず始めに・・・
今から紹介する夜景撮影の方法は、入門者が失敗することなく美しく夜景を撮影出来る方法です。 ただ・・・フィルムカメラからのカメラマンや、テクニックを持った人がみると”邪道”と言われかねない方法です。
どのような方法かはおいおい説明していきますが、1つの構図でたくさんの枚数を撮影します。 なので、あくまでもデジタルカメラだから出来る入門者向け。の撮影方法です。
準備したいもの・・・
夜景を撮影するにあたり、準備して欲しいものはこちら・・・
・カメラ+レンズ
・三脚
カメラ・レンズは当たり前なので、割愛させていただきますが、三脚は必要です。 もちろん、三脚を立てれないような場所での使用はしないでください。
・今回のモデルにするカメラはα200(300・350も同等)とします。(作例は様々)
・レリーズスイッチ or リモコン


ぶれなしで撮るならレリーズスイッチが欲しいところ、セルフタイマーで代用も可能。
こちらもあれば便利です。 なぜならば夜景撮影の場合、シャッター速度が遅い為、ボタンを押すときの指の動きで手ぶれが発生してしまうからです。 用意す るのが難しい場合は、セルフタイマー機能を使うと良いでしょう。 ただし、シャッターが切れるまで機種にもよりますが、10秒待たなければいけませ ん・・・
・ライト
こちらは安全用です。 足場を照らしたりするのに使います。
他にも冬なら、防寒ものが必要になります。夜中に向うほど、どんどん冷え込んでいますので、夜景を撮りに行って風邪を引くなんてことのならないよう、体が温まるものを1着もっていくと良いでしょう。
※夜景撮影に関しての注意・お願い。
人の往来の多いところでの三脚の使用はしないでください。 通行人の足に引っかかることがあり、通行人の怪我のもとになってしまう他、お持ちのカメラを事故で破損してしまう恐れがあります。 くれぐれも注意してください。
これだけは覚えて欲しいカメラ用語
夜景の撮影方法をこれから書いていくのですが、カメラ用語のこれだけは覚えてください。
・絞り
レンズの明るさのことを表します。 数値が低いほど、明るいレンズということです。
絞りの値が小さくなればなるほど、ピントの合う範囲が狭くなります。 絞りの値が大きくなれば、ピントの合う範囲が広くなります。
絞りの値が小さいほど、光を取り入れる量が増えるのでシャッターが速く切れます。 絞りの値が大きいほど、光の取り入れる量が減りますのでシャッターが遅くなります。
・シャッター速度
シャッター速度を速めるとシャッターが速く切れます。(ヘリコプターの羽根が止まって見える)
しかし、光を取り入れる量が少ないので暗く写ります。
シャッター速度を遅めとシャッターが遅く切れます、(ヘリコプターの羽根が回転して見える)
しかし、光の取り入れる量が多くなるので明るく写りすぎることがあります。
・ISO
ISOの数値が低いほど、シャッター速度は遅くなります。
ISOの数値が高いほど、シャッター速度を速くできます。
一般的に・・・ISOの数値が低いほど出来上がり写真がクリアーなものになります。
この3つのことを最低限、覚えておいてください。 それでは作例を見ながら夜景撮影の方法を書いて行きたいと思います。
イメージ通りに撮る

α100 + DT18-70mm F3.5-5.6 マニュアルモード 絞り:5.6 シャッター1.0
※ISO AUTOで撮影してしまったのでISO400で撮影
ライトアップされた清水寺の朱門です。 こういったものを撮影する場合、ほとんどが構図で出来上がりが決まります。 暗闇に浮かび上がる姿はとても幻想的。みたまんまを残したいと思いました。
■撮影手順
1・マニュアルモードにする
2・絞り値と感度を決定
3・そこからシャッター速度を変化させていき複数枚撮影して、帰宅後ベストから選ぶ。
数打ちゃ当たる戦法・・・と、かなり邪道なやりかたです。(^-^; ですが、こうすることで失敗がまずありません。 それでは解説していきます。
三脚にカメラをセットして、構図が決まったところで撮影に入りたいと思います。

まず、αの設定を「マニュアルモード」にします。 モードダイヤルをぐるりとまわして「M」ここがマニュアルモードです。
α200には1つのコマンドダイヤルがついています。

購入後、変更の設定をしていなければ、コマンドダイヤルを回すとシャッタースピードが変ります。
AVボタンを押しながらコマンドダイヤルを回すと絞り値が変ります。
では、まず被写体を見ながら絞り値を決めます。 レンズの特長がある程度わかっていて、距離感もわかっていたので、今回の場合は前後までカッチリ写せるように絞り値を5.6に設定しました。 そしてISOは最低感度の100に設定。(作例はAUTOで撮ってしまいISO400(泣))
ここまで決まったら、あとはシャッタースピードを1段階づつ変更しながらレリーズして行くだけです。
まずは最初は1/10くらいから様子をみて6秒くらいまで、1枚ずつ撮影していきます。 なので、19枚も同じ構図で撮影することになります。
背面の液晶モニターは夜間ほど信用できない(周りが暗いので鮮明に見えすぎる)ので、帰宅後にベストショットを選びます。
それにしても・・・この方法、デジタルだから出来る技です。 しかし、確実です。
もちろん撮影に慣れてくると、こんな方法をとらなくても、直感的に撮れるようになってきます。 入門者のうちはデジタルの恩恵を受けて甘えちゃいましょう。
光線流しをしたい

α900 + Vario-Sonnar T* 24-70mm / F2.8 マニュアルモード 絞り:7.1 シャッター 5.0
今度は都心部に場所を移して、光線流しをやってみましょう。 車や鉄道のライトが光跡を残して綺麗にうつっています。 こういった夜景撮影にあこがれる方も多いのではないでしょうか?
操作手順
1・マニュアルモードにする。
2・感度と流したい光線の量を決める。
3・そこから絞り値を変化させていき複数枚撮影して、帰宅後ベストから選ぶ。
先ほどの清水寺では、シャッタースピードを変更しながらでしたが、今回は絞りを変更していきます。
構図が決まったら、流したい光跡のもとを眺めます。 上の写真の場所では、車のライトが流したい光跡になります。 眺めていると、画面の端から端まで光跡を作りたい場合はどうやら5秒程度なので5秒に設定しました。
マニュアルモードにして、シャッター速度を5.0に・・・ ISO感度は一番鮮明に写せるISO100に固定します。
絞り値は手前から奧まできっちり写したので、レンズの特性を考慮に入れてF4からスタートしていきます。 1枚撮るごとに、F4からF4.5、F5・・・と変えていき、F10くらいまで撮っていきます。そして、帰宅後にベストショットを選びます。
と、まぁこんな感じです。
ただ、今回の作例の場合は流したい光が常にない流動的なものでしたので、入門者撮影には非常に不向きだと思います。 なので、常に光が動いているモノ、夜 間営業の観覧車やメリーゴーランドなどで練習をしてコツをつかんでください。 練習しておけば、いざ本番一発勝負!となっても、対応出来るようになると思 います。
慣れてくればこんな感じの写真が限られた時間で撮れるようになります。
神戸の夜景

α700 + Vario-Sonnar T* 24-70mm マニュアルモード 絞り3.5 シャッター1.0
夜の鉄道

α700 + Vario-Sonnar T* 24-70mm マニュアルモード 絞り6.3 シャッター2.0
そんな訳で今回は・・・ デジタル一眼 α 入門者向け使いこなし塾”夜を撮ろう!”【夜景撮影編】を書いてみました。
今まで私が書いたことを頭にいれて、練習すればきっとあなたも綺麗に夜景が撮影出来るはず! それと文中に何度も書いていますが、数を重ねていくとだいたいのコツがわかってきます。
そして、何枚も撮ってそこからベストの写真を選ぶ撮影スタイルは、いづれ使わなくなります。 だいたいの”感”で撮影出来るようになっているとき、それはあなたが夜景撮りマスターになっているのかも!!
それでは検討を祈ります! お疲れ様でした!
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