本日は 「入門者向け!NEX-3,NEX-5 使いこなしQ&A」 をお届けしていきたいと思います。

⇒ ソニーのミラーレス一眼・NEXの商品情報及び販売情報はこちら!
NEX-3,NEX-5(以下、NEX(略))の発売からしばらくが経ちましたが、NEXがデジ一眼”デビュー”という方も多く、お店の店頭・WEB問わず、使い方のご質問が寄せられることがあります。
そこで、今回は過去に寄せられました入門者(と、思われる)の方からご質問をまとめて「Q・A方式」を記事にしてみました。
入門者以外の方からも当然お問い合わせはあるのですが、使い方というよりは、ほとんどが”要望”ですので、今回はハショリました。(^_^;
NEX入門者の方には、きっと参考になると思います!! 今まで知らなかった方は、NEXってこんな撮り方も出来るんだ~って関心していただけるのではないでしょうか?!
ぜひ、ご覧ください!
Q 思ったところにピントをあわせたい!なにか方法ある!?
A・オートフォーカスエリアモードで「フレキシブルスポット」を選択すれば解決。
オートフォーカスエリアのモード切替があるというのがご存知でしょうか? NEXには「フレキシブルスポット」AFというモードがついていて、ピントをピンポイントであわせたいときに便利なんです。

通常、ピントを合わせる場合、シャッターを半押しすればカメラが自動的にピントを合わせてくれます。 鉄道模型にピントあわせを試みると、パンタグラフや窓枠にピントを合わせてくれました。
でも、こういった模型やものなどの場合、顔となる部分にピントを合わせたいですよね。

そこで、フレキシブルスポットAFの登場です。

このフレキシブルスポットAFに設定すれば、ピンポイントでピントを合わせるのは容易。 自分で、自由にピントの合う場所を設定できるのです。
端っこを指定したり、中途半端な場所を指定したり・・・ カーソルキーで自由に四角い枠を動かすだけ!

こんな感じでピントの合わせたいに場所にカーソルキーでAFエリアを移動。 これで意図とする写真も撮れるのではないでしょうか?!
ちなみに、こんな構図の場合でも便利です。

手前の黄色い車に設定

奥の青い機関車に設定
今までシャッターを半押しして、構図をずらしてから撮影していた方にもぜひこの機能は使っていただきたいです。 と、いうのも半押ししてから構図をずらす というのは、わずかでもピントの合う範囲がずれてしまうからです。 マクロなどの近接撮影の場合、特にその影響は大きくなりますよ。
ぜひ、フレキシブルスポットAF 使いこなしてください!!
Q・バッテリーが自然に消耗する。または減りが早い。
A・ファームアップで解決できます
これは発売当初かなり話題になったのですが、最初から問題を抱えていたみたいで、私のNEX-3でも同じ症状が発生していました。 ソニーとしては、解決策としてファームアップすることで解決することに。

Ver.01 ⇒ Ver.02 になったことで、まるで別物のように解決しています。
ちなみにファームアップの方法は、このblogを見られているということはネット接続されているということで認識させていただくとして、ソニーにサイトよりソフトウエアをダウンロードしてください。
⇒ご愛用のお客様へ ファームウェアアップグレードのお知らせ
バッテリー満タンに充電して、付属のUSBケーブルを用意して、PCに接続して手順どおりにことを進めていけばOKです。

このファームアップで、3Dスイングパノラマにも対応します。

細かいところなのですが、撮影モードにアイコンも3Dパノラマ入りになっていますね。
アップ済みの方、気づいていました!?
Q・撮影した写真をみると傾いてしまうことが多いんですが、何か方法は!?
A・グリッドライン表示をONにしましょう。
旅行に行ったとき海辺で写真を撮ってみました。 しかし、出来上がりをみてびっくり。 思いっきり水平線が傾いているではありませんか・・・
せっかくの風景だったのに残念。 そんなときはグリッドラインを「入」にしてみましょう。

メニュー画面から、工具箱のアイコン「セットアップ」を選択すればあります。

モニター上に縦・横黒い線が表示され、これで傾きや水平を意識して撮影できるようになるのではないでしょうか?! しかも、この縦横の線は構図作りにも大いに役に立ちます。

風景写真は水平が命!と、いうと大げさに聞こえるかも知れませんが、締まった写真になることは間違いありません。 少し意識して撮影してみましょう。
Q・背面モニターの傷つきが気になります。保護するものを教えて欲しい。
A・液晶保護カバーまたは液晶保護シートがおすすめ
以前に記事にしました。 かなり詳しく書いていますので、こちらを参考になさってください。
⇒ NEX 用 液晶保護カバー PCK-LH1EM レビュー
NEX用の液晶保護は2つの種類があって1つはレビューで紹介しているカバー形状のもの。もう1つは透明のシート状のもので、貼り付けるタイプのものです。

ちなみに、レビュー内でも書いていますが操作性の向上もあるので、私てきにはカバーのものをオススメしていますし、会社用またはマイNEXにはこのカバーを使用しています。
このカバーをつけてから”カバンにぽん!” と、いった具合に、かなり大胆に扱えるようになりましたよ。
Q・料理などを撮っていると、思っているイメージよりも暗く写ります。
A・露出モードを大胆にいじってみましょう
白いお皿にのせたビスケット。なんだか暗くて美味しくなさそう・・・

NEX-3 Pモード
どうして、こうなったのか?!
結論からいきますと、カメラは白いものは暗く写します。 そして黒いものは明るく写すといった性質を持っています。
これを解決するには、露出補正をしてやればOKです。

露出補正が使えるのは、P/S/A/Mモードのみ。カーソルキーの下を押して、ダイヤルを上下に回してやれば明るさが変化します。

NEX-3 Pモード 露出補正+1.0
露出補正をかけることで、本来のイメージした明るさになりました。

NEX-3 Pモード 露出補正+1.0
全体が白っぽいものを撮影する場合、大胆に露出補正をいじってみましょう。 NEXなら、見たままの写真が撮れるので補正しながら、自分がイメージするところで設定すれば良いと思います。
Q・屋外でモニターが見えにくい。
A・仕方がない部分があるが、改善は可能。
これはどうしようもない問題かも知れません・・・
真昼の陽射しのキツイときは、携帯電話の画面ですら、見えないときあります。解決策にはならないかも知れませんが、多少改善できるかも知れないのが、モニターの明るさ調整です。

メニュー画面から、工具箱のマークのセットアップを選択。

普段はオートで良いのですが、任意で明るさを選べたり、屋外モードなども用意されています。 ただ、解決策とは言いがたく、本体が小さいファインダーのないカメラの宿命と言えそうです。
Q・手ブレがしやすいのを止める方法はありますか?!
A・ISO感度をあげるか、手ブレ低減モードを使えば解決出来そう。
手ブレが発生する理由のひとつに「シャッター速度の遅さ」が原因になることがあります。
シャッター速度が遅いと、シャッターボタンを押すときのわずかな指先のブレが写真に反映され、手ブレ写真になってしまいます。 シャッター速度を速めることで、ブレを防ぐことがある程度できるので「ISO感度」を高い数値に設定しましょう。
ポイント! : シャッター速度を速くするためにはISO感度を高い数値に設定する。
設定はメニュー画面から明るさ・色合いを選択、その後ISO感度を選びます。

ISO感度は、AUTOで最大1600まで、任意で12800まで選択可能
NEXは最高でISO感度が12800まで使え、カメラがオートでISO感度を決めてくれるAUTO ISO機能の最大値 ISO1600より、高速でシャッターを切ることが可能です。
なお、ISO感度の数値が大きくなればなるほど、画面に粒状のノイズが発生してきます。

ISO 1600 低速シャッターなのでブレないよう頑張って撮影。 とっても鮮明

ISO 12800 高速シャッターなので楽に撮影。 しかし粒状のノイズが目立つ
ポイント! : ISO感度の数値を上げるほど、写真にノイズが発生します。
高感度で撮影すると、写真のようにノイズが発生します。
鮮明に撮りたいのであれば、なるべくISO感度の小さな値で撮影したいところですが、三脚も立てられなく、しかも暗い場所での撮影なら”致し方なし”でしょう。
それと手ブレ防止には、シャッターボタンの押し方にも工夫が必要です。
明らかにブレそうなシチュエーションのときは、腕を支える柱か壁を利用するのも良いでしょう。 テーブルの上に載せて構図を練るなんてことも時には必要です。
あと、NEXには手ブレを防ぐ”撮影モード”が2つ用意されています。

人物ブレ軽減モード と 手持ち夜景モード
1回シャッターボタンを押せば、6枚の写真を同時に記録しカメラ内部で合成。 重ね合わせて1枚になった写真は「手ブレなし」の仕上がりになります。

NEX-5 手持ち夜景モード
まるで三脚を使って撮影したような仕上がりの手持ち夜景モード。 写真の仕上がりを失敗したくないなら積極的に使って欲しい機能です。
【ノイズをのせてわざと昔風の写真に!!】

NEX-5 ISO12800 × モノクロモード
ノスタルジーあふれるような情景に出会ったら、わざとISO感度を上げてノイズ載せるなんてテクニックもあります。 慣れてきたら、いろいろ遊んでしまいましょう。
Q・コンパクトデジタルカメラから乗り換えたのですが、色が地味です
A・色を調整するモードがあります。
NEXはデジタル一眼らしく、色調が大人しめ・・・ これを”地味”と取るかは置いておいて、色を調整できるモードがあるので、それを使ってみましょう。

メニュー画面から、明るさ・色あいを選択。その中にあるクリエイティブスタイルが色を調整できるモードです。

通常はスタンダードになっていて、ダイヤルの上下で色彩を派手にするビビッドモードやモノクロモード、ポートレートモードなど、数種類から選択が可能です。

今回は色目が地味なので、派手にしたいということなので、ビビッドモードを選択しました。 背面の液晶モニターを見比べてもわかるとおり、発色が若干派手になっています。
個人的な好みもあるのですが、私てきにはNEXのビビッドモードはかなり好きな色調で、派手すぎず地味すぎず、NEXのコンセプトにぴったりな色目で撮れるモードだと思っています。
なんというか、発色が良いので写真から元気をもらえる感じです。

NEX-3 スタンダードモード で撮影

NEX-3 ビビッドモード で撮影
言い方は違えども、ほかのメーカーのカメラにもスタンダードやビビッドなどのモードを搭載しているものは多数あります。が、NEXのビビッドは中でもかなりおとなしめ。 これを普段でつかっても全然良いのでは?と思ってしまいます。

ちなみに、スタンダードやビビッドの色目をベースにさらに彩度やコントラストを調整できる項目もあります。 いろいろ撮影してみて、自分に合う色目を追求してみてはいかがでしょうか?!

NEX-3 Pモード ホワイトバランスを”電球”に設定
そのほかにもホワイトバランスを調整して、色を楽しむことも出来ます。
上の写真は、雲の中の山頂にあったアンテナ類のものなのですが、ホワイトバランスを電球にすることにより”青み”を足して幻想的に撮ることができました。
デジタルカメラは撮りなおしが利きますので、じゃんじゃん撮って楽しんでしまいましょう。
Q・フィッシュアイコンバーターの構図が難しいです。要らないものまで写ります。
A・自ら動いて調整してみましょう。
ズームもついていないし、独特の広いパースに慣れない。
フィッシュアイは、面白いけどいざ撮影しようものなら難しいんですよね。

NEX-3 + 16mmF2.8 + VCL-ECF1
こんな感じで、歪んで撮れるのが面白いのですが、よく見ると電線が画面上両スミに写ってしまっています。 撮影しているときは夢中で撮っているので案外気づかないものです。
しかも、レンズが広角すぎるので、カメラを少し動かそうものならいろいろなものが構図上に出てきたりします。
解決するには・・・自ら動くしかありません。
私はこの構図が気に入っていたので、どうしてもここで撮りたかったのですが、田んぼに入るるわけには行きませんので断念しました。

NEX-3 + 16mmF2.8 + VCL-ECF1
ガード下をくぐって反対側からの撮影。
列車の側面が影になってしまいましたが、まずまず満足です。
このようにフィッシュアイコンバーターを装着すれば、ある程度撮影者が構図を練るために動いて、そして考えるしかありません。
これはフィッシュアイに限らず、あらゆる単焦点レンズの面白いところであり、いろいろ勉強できたりするところなのですが・・・
以上で、入門者向け! NEX-3,NEX-5 使いこなし術!も、終わりにしたいと思います。 質問の内容をだいたいをまとめると、こんな感じになりました。
いままで悩んでいたことが、今回の記事で解決できた方がおられると嬉しいです。 このように、コンパクト一眼とはいえ NEX ってなかなか奥が深いんですよ。