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ハイビジョン映像をそのままの画質で記録できる「ブルーレイディスクドライブ搭載のパソコン。実際にその使い勝手を試してみました。 |
ハイビジョンビデオカメラが手頃な価格で販売されるようになり、ご家庭でハイビジョン映像を撮影することも珍しくなくなったこの頃。ですが、撮影したハイビジョン映像をハイビジョン画質のまま残して置く方法といえば、DVテープだけ。残念なことに、DVDにするとハイビジョンの美しさは損なわれてしまいますよね。
そんな状況がすこしだけ変わろうとしています。というのも、ハイビジョン画質のまま記録できるディスクがついに登場したからです。それが「プルーレイディスク」。
ソニーのバイオでは、このブルーレイディスクドライブ搭載のパソコンが登場しています。こちらのパソコンを使えば、撮影してきたハイビジョン映像を編集、そしてディスクに記録して残すことが可能になります。
【 いままで 】

【 これから 】

今回は、ハイビジョン映像の編集、そしてブルーレイディスクに記録するまでの手順をお伝えしたい思います。手順のご紹介の前に、まずはブルーレイディスクについてご説明いたします。
ブルーレイディスク1枚の容量は約25GB。対して、従来からあるDVDディスク1枚の容量は4.7GB。つまりブルーレイディスクには、DVDの約5倍の情報を書き込めるんです。
DVDに比べて格段に容量が大きいので、画質の劣化なしにハイビジョンの画像がそのまま記録できるという訳です。
また、書き込み速度がDVDに比べて速い。ブルーレイディスクへの書き込み速度は、type R では2倍速の72Mbpsという速さ。DVDと比べれば、約6倍以上のスピードで記録できます。書き込み速度が等倍速のtype A でも36Mbps、と約3倍以上の速度。
だから、DVDより多くの情報を書き込むにも関わらず、ブルーレイディスクが焼き終わるまでの時間はDVDの時とそれほど変わらないんです。当店のお客様もブルーレイディスク作りを体験し、この点に大変驚いておられました。
ひとつだけ注意が必要です。作成したブルーレイディスクは、作成したVAIO内でしか再生できません。というのも、今のところブルーレイディスクを再生できる機器が発売されていないためなんです。今年度中に発売予定の「PS3」では、VAIOで作ったブルーレイディスクを再生できるのですが、ブルーレイディスクの再生デッキが普及するまで、しばらくの間はパソコン内でブルーレイをお楽しみ下さい。
もちろん、パソコンからテレビに映像を出力することも可能ですから、作成したブルーレイディスクの映像を大画面で楽しんでいただく事はできますよ。
ブルーレイディスクを作る手順にはいる前に、ざっと工程をご紹介しておきます。右の工程図をご確認下さい。
まずは素材を取り込みます。取り込みに使うのは、「DVgate Plus」というVAIO専用のソフトです。取り込みの際、ファイルの形式はハイビジョン映像専用「.m2t」という拡張子のHDVファイルで取り込みます。取り込みの際、同時にプロキシファイルを作ります。(プロキシファイルについては後述)
次に動画編集ソフトである「Adobe Premiere」で映像の編集を行います。テロップを入れたり、BGMを入れたり、画面に効果を掛けたり・・・いらない場面の削除なども、今回はこのソフトで行います。
このソフトから直接ブルーレイディスクを焼くことはできませんので、一度編集したファイルを「HDVファイル」形式で書き出します。そのファイルをブルーレイディスク用の書き出しソフト「Ulead BD DiscRecorder for VAIO」に読み込み、最終的にブルーレイディスクを作成します。
※今回記事を書くに当たり、ノートパソコンtypeAを使用しました。こちらのパソコンは、動画編集ソフト「Adobe Premiere Elements 2.0」を搭載しています。さっそくブルーレイディスク作りを始めましょう。まず始めに、ハイビジョンビデオカメラで撮影した映像をパソコンに取り込みます。今回、取り込みには「DVgate Plus」というVAIO専用のソフトを使用します。
動画編集ソフトである「Adobe Premiere」にもi-Link端子で接続したビデオカメラの映像を取り込むという機能がついています。しかし、DVgate Plusは取り込み・書き出しに特化したソフトなので、こちらで取り込みを行った方がコマ落ちや音のずれなどがなく、画質の劣化が無いように保存できるんです。ですので、ぜひこちらで取り込みを行ってください。

【1】 DVgateを立ち上げると、どの方法で取り込むかを聞いてきます。
ハイビジョンカメラの取り込みを行う場合「接続されたビデオ機器からの映像をキャプチャする」を選びます。
i-Linkケーブルでビデオカメラとパソコンを接続した場合は、自動で機器を探し出します。
この時、かならずビデオカメラは電源をオンにし、「再生モード」にしておいてください。
次に「モード・接続機器選択ガイド」が表示されますので、「オートキャプチャ」を選択します。

【2】 取り込みと同時にプロキシファイルを作るように設定しておきます。
[設定]→[プロキシファイル]を選びます。
次に プロキシファイルの種類などの設定をします。

【3】 カメラが認識されました。保存先を確認してください。
真ん中の赤丸のボタンをクリックして、キャプチャー開始。
「オートキャプチャ(全自動取り込み)」なので、自動で読み込み開始、停止してくれます。
撮影カットごとにファイルを分割してくれるので、後の編集がラクなのも「全自動」で取り込む魅力。
「DVgate Plus」で不要な部分をカットすることも出来るのですが、「Adobe Premiere」でもカット編集が可能です。今回は「Adobe Premiere Elements 2.0」での編集を試すため、こちらでカットも行います。
まず、「Adobe Premiere Elements 2.0」を立ち上げます。すると、右のような画面があらわれます。ここでポイント。
一番初めに、何の映像を取り込むのか、をきちんと設定しておく必要があります。 これは最初に立ち上がる画面の右上「設定」というところから指定することができます。 ソフトを立ち上げたら、まず始めこの映像形式の指定をしておいて下さい。
ワイド画面で撮ったものか、4:3画面か。ハイビジョン(HDV)か、普通のDVか。 設定をきちんとしておかないとハイビジョン画質が、DVにダウンコンバートされてしまったり、ワイドで撮ったのに出来上がりが4:3だったなんてことになります。
今回はハイビジョン(HDV)の1080i ですから、右の図の上から2番目、「HDV形式の編集」になります(図をクリックで拡大)。ちなみに一番上の行の”1080iの50i”というのはPAL方式という海外の方式用だそうです。
ハイビジョンを本来のオリジナル画面で編集するには、マシンパワーが必要で、スペック的にも高いパソコンが必要です。ですが、プロキシ編集なら、ファイルの読み込みと編集作業は仮の姿で行ってさっくり作業をし、書き出し(レンダリング)時のみ、オリジナル映像を出力する、という工程をとるのです。価格の安いパソコンでもハイビジョン編集が出来るのは、このプロキシ編集、という手法のおかげ。
「アドビ プレミア エレメンツ」の場合、素材ファイル(先ほどDVgate Plusで取り込んだファイル)を読み込む際に、右のように「プロキシ編集」を行うかどうか問われます。
「プロキシ編集」を選択して、OKをクリックします。すると、プロキシ編集用のソフト「HDVプロキシマネジャー」が別途起動します。このソフトがエレメンツの背後でプロキシファイルを管理しているんです。ですので、この画面は編集作業中必ず「最小化」しておくこと!消してしまうと、プロキシにならないからです。
以上の手順で編集の下準備はOK。編集画面はプロキシファイルを使って行われるようになります。ブルーレイディスクドライブ搭載のパソコンであれば、編集中にパソコンが止まるなどの問題がおきないだけのスペックを搭載しているはずです。プロキシ編集のおかげでハイビジョン映像にもかかわらずスイスイ編集できるので、驚かれるのではないでしょうか。
大まかな編集の流れはこんな感じです。
【1】 メディア(ファイル)をタイムラインに乗せる
↓
【2】 場面転換部に効果をつける
(エフェクトとトラジションから、効果をチョイス)
↓
【3】 タイトルやテロップを入れる
↓
【4】 音楽やナレーションをタイムラインに乗せる
さて、プレミアで編集し終わりました。あとは編集した映像をブルーレイディスクに書き込むだけなんですが、書き込みはブルーレイディスク書き込み用ソフト「Ulead BD DiscRecorder for VAIO」というソフトで行います。そのため、プレミアから書き込みソフトに適したファイル形式で、編集した映像ファイルの書き出しをしなければなりません。
ファイルを書き出す際は「VAIOムービー出力」というところで保存形式を指定して書き出します。今回はハイビジョン映像の形式である、「HDVファイル」で書き出しを行います。

編集し終わった映像を、ブルーレイディスク作成ソフトUlead BD DiscRecorder for VAIO(ユーリードブルーレイディスクレコーダー)でブルーレイに焼きます。

「ブルーレイディスクレコーダー」を立ち上げると、このような画面が開きます。
(1)ディスクの新規作成→(2)新規プロジェクト→(3)次へ、と進んでいきます。
↓

「ビデオファイルを追加」をクリック。
別窓が開くので、先ほどプレミアから書き出しておいたHDVファイルを選択して「決定」。
プレビュー画面で読み込まれた映像を確認して、間違いがなければ「決定」をクリック。
↓

ディスクの用意ができたら、「書き込み」のアイコンをクリックします。
書き込みが始まりました!
このソフトはとてもシンプルで次へ、次へ、と進んでいけばいいだけでした。
ハイビジョンの編集・・・なんだか難しそうですよね。でも、実際にチャレンジしてみれば、それほど難しいことはありません。今回は「アドビ プレミア エレメンツ」で編集を行っていますが、いらない場面を削除するだけなら、素材取り込みもカットも「DVgate Plus」で可能です。
ハイビジョン映像を編集したり、ハイビジョン映像をディスクに書き出すなんて、数年前まではプロの方にしかできない作業でした。それが、今では40万円前後のパソコンで可能になったんですから、そう考えるとすごい進歩ですよね。
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